ショートショート作家 R・ヒラサワの〜Novelist's brain〜

小説の書き方ブログ。ショートショート作家 R・ヒラサワが自身の作品を用いて詳しく解説。新作随時公開中!

(小説のネタが思いつかない時)コラム/アイデア発想法(後編)

イデア発想法(後編)

小説を書く時、みなさんはどうやってアイデアを出しているでしょうか? 今回は私のアイデア発想法をご紹介する、後編です。

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(小説・ショートショートの書き方)厳選・オススメ本はこれ!(その❶) - R・ヒラサワの〜Novelist's brain〜

 

【CONTENTS】 

 

キーワードを決める

 

私が普段小説を書くときは、テーマからキーワードを導き出しています。具体的には、テーマになっていることをまずベースにして、そこから連想する言葉をいくつか挙げていきます。

 

次に、出てきた言葉をそれぞれ単体で検索にかけてみて、そこで新たに発見した言葉をさらにキーワードとして残していきます。その段階である程度物語のアイデアが出た場合はそのまま書き始めてゆきます。

 

それでもアイディアが出なかった場合は、出てきた言葉と言葉の複合検索を行います。

場合によっては、検索で出てきた内容について本文も読み進め、そこから新たに言葉を見つける場合もあります。

 

 

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執筆の段階

 

ストーリーとオチが浮かんだ場合はそのまま物語を書き進めていきます。

 

オチだけ浮かんだ場合

オチだけが浮かんだ場合は、どうすれば結果的にそのオチに辿り着くのか考えて、物語を作っていきます。これは例えるならば、自宅からどこかに出かける場合、まずは目的地だけが決まっている時に似ています。

 

その日は、ただ目的地に向うだけではなく、道中でショッピングをしたり、食事をしたりするとします。その場合、目的地の方面はどのようなショッピングができる施設があるのか、また食事をするならどんな店があるのかなど、ある程度想定が出来る筈です。

 

物語を作る場合も同じで、目的地に相当するオチが決まっている場合、そこに辿り着くための道順は色々とアレンジ出来る筈です。

 

どのルートを通って、どういう場所でのイベントを用意するのが一番楽しくなるのかを考えていけば、おのずとアイディアも出てくる筈です。目的地が決まっているので、向かうべき方向は既に定まっている筈ですよね。

 

では、そこに向かう道中で何が待っているのか。そしてどんな可能性があるのかという事は、ある程度見えてくるのではないでしょうか。そして目的地を見据えながら、途中のスケジュールに相当する物語を作っていく訳です。

 

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ストーリーの、一部が浮かんだ場合

キーワードから、なんとなくストーリーの一部が浮かんだけど、「肝心なオチがまだ浮かんでいない」なんて場合も当然あります。ストーリーも不完全だし、なかなか筆が進まないパターンですね。

 

しかし、私は書き進めます。ストーリーは中途半端で構わないので、とにかく書けるだけ書き進めます。途中で話が変わってしまってもいいですし、全く別のストーリーが浮かんでもいいのです。とにかく書きます。

 

そして書いた結果、全くちゃんとした話にならなかった、でもいいんです。私はそれを「執筆中」と言うフォルダに保存しています。作品にならなかった中途半端な断片ばかりがこのファイルの中にあります。ファイル名は出来るだけ前向きなものの方がいいと思います。

 

これらは、定期的にメンテナンスしています。時々ファイルを開けて読み返しています。ネタに困った時や時間が余った時に。そして、それを開けるときの決まりとして、出来るだけ沢山のファイルをまとめて読むようにしています。そうする事で、バラバラだったネタ同士がつながる事があるのです。

 

 

次回は、ショートショート『片想い』の創作プロセスの公開です。

 

 

 

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