R・ヒラサワの〜Novelist's brain〜

小説の創作プロセスを公開しています

今回の作品/マニュアル、コラム/スラスラ読める小説の構成(前編)

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マニュアル

会社から渡されたマニュアル資料は一枚のみ。一見すると、それは料理の手順である、いわゆる『レシピ』。この『レシピ』に隠された秘密とは……。

ショートショート『マニュアル』の前文はこちら↓↓↓

rhirasawanb.hatenablog.com

 


【CONTENTS】

 

テーマからの発想

 

 前回と同様でテーマは『レシピ』です。今回は珍しく二作品投稿だった訳です。

レシピと言えば、やはり『料理』。アイデアを発想する場合、方法は幾つかあると思うのですが、その転換方法として

『何かに似ている』

と言う考え方は、結構便利だと思います。

最近ではネット上で料理動画なども多く、スーパーマーケットでも、小さなレシピが無料で置いてあったりします。それらを何となく見ていると、『炒める』『焼く』などのキーワードが目に飛び込んで来ました。

『あれ? 何かに似てる』。今回の創作の起点となりました。

 

 

発想からのキーワード選出


炒める、焼く、蒸す、材料、カット

 

主に調理方法などのワードです。今回は予定している作品の文字数も少なく、既に書くお話の構成が大体決まっていたので、キーワードの選出も範囲を絞った物になりました。

通常は書き始めてから新たに展開させる為、選出範囲は広くなる様に意識しながらの作業になるのですが、今回は異例です。

 

 

POINT1:タイトル


タイトルは『マニュアル』です。既に作品を読まれた方はお分かりだと思いますが、今回は間違っても『レシピ』なんてタイトルにはなりません。重要な部分ですから。

 

 

POINT2:書き出し

 
 以下の手順は大まかに書かれています。状況に応じて各自、臨機応変にアレンジして下さい。


この書き出しは、マニュアルとして書いているのですが、もちろん他のことも意識しています。既にオチをご存知の方は分かる事なのですが、マニュアルともう一方、その二つのどちらとも取れるような書き方を意識しています。

 

 

POINT3:ユーモア


今回の作品はとても短いお話で、作品全体がコメディーであり、ユーモアであります。

特に今回は、そのオチが明らかになった後、もう一度前半の部分を読み返していただこうと言う意図で書いています。

そして、その段階でもう一度笑っていただく事が出来たのであれば『作者の思いが伝わった』、と言う事になるのだと思います。

 


POINT4:前半のストーリー


手元に作業手順の書かれたマニュアルがある。

 

 

マニュアルには、料理の手順の様な内容が書かれていた。

 

 

POINT5:展開〜オチ

 

マニュアルを見た主人公は、それを料理のレシピの様だと思った。

 

 

レシピに似たマニュアルは、ヤミ金融の『取り立て用』の資料で、警察のガサ入れが入った時に逃れる為の対策だった。

 

 

 
総合的なポイント

 
今回の作品はとても短く、そして特殊な作品です。

ショートショートは、小説の中でも特殊なジャンルです。特に構成と言う部分においては、過去には様々な手法で書かれた作品が数多く存在し、今もなお新しい作品が考案されつつあります。

作品全体が短い分、ある意味で自由度が高い小説だと思います。この特徴を生かし、時には『実験小説』のような作品を、書いてみるのもいいでしょう。それが成功であったかどうかは別として、それを書き上げた以降に書くオーソドックスな作品にも、何かしら良い影響を与える事は間違いありません。チャレンジする価値は十分にあります。

 


コラム/スラスラ読める小説の構成(前編)

 
どのジャンルの小説にも『構成』と言う要素はあるのですが、ショートショートの場合は作品自体が短いので、構成には特に気を配る必要があります。

作品全体はもちろんですが、起承転結の各『句』においても、細かい構成はしっかりと練る必要があります。

これらの作り込みが不十分な場合、作品の面白さを半減させてしまうこともあるので、推敲を繰り返して順序等、もう一度それで良かったのかを見直す必要があります。

 

 

 更に詳しい内容については、次回、コラム/物語の構成(後編)でお話したいと思います。

 

 

 

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