R・ヒラサワの〜Novelist's brain〜

小説の創作プロセスを公開しています

今回の作品/スミレ先輩、コラム/ラストの締めくくり(前編)

 

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スミレ先輩

仕事も恋愛も完璧にこなす憧れの先輩。全てがパーファクトな先輩はいつも色んなアドバイスをくれる。それは仕事から恋愛の話にまで及んでいったが……。

 

ショートショート『スミレ先輩』の全文はこちら↓↓↓

rhirasawanb.hatenablog.com

 


【CONTENTS】

 

 

テーマからの発想

 

テーマは『純情』です。

純情と言えば、やはり恋愛などで奥手な人のイメージが浮かびます。ですから、年齢的には大人なのに、なかなか異性と上手に付き合えない人だったり、あるいは子供が主人公でもいいでしょう。

 

 

発想からのキーワード選出

 

奥手、フリー、子供、純粋、浅い経験

 

 

POINT1:タイトル

 

 

タイトルは『スミレ先輩』です。人の名前を付けていますが、単純にそうしている訳ではありません。そもそも『スミレ先輩』は主人公ではないんですよね。そう、主人公は『カンナ』です。しかし、メインのお話は『スミレ先輩』です。結局オチにも関係しているのですが、最初から最後まで、この人のお話です。このような方のお話の場合は、基本的に主役は脇役側に回るような形をとります。今回は、『スミレ先輩』を『カンナ』がアシストするような形をとっています。

 

 

 

POINT2:書き出し

 


 入社二年目のカンナは、今でもスミレ先輩からアドバイスを受ける事が多い。

「ねえカンナちゃん。裁断機で紙を切るときは、一枚目を半分に折って印を付けておくと綺麗に切れるわよ」

 

主人公と他の登場人物が、何処でどう言う状況なのか、出来る限り端的にまとめます。

今回も基本的な書き出しです。二人の状況や関係性だけでなく、まだ何となくですが、『スミレ先輩』の性格や仕事ぶりにも触れています。とても細かい部分なのですが、文章の端々に何かしら登場人物の性格や行動、考え方等を伝えるような言葉を入れておくと、文字数が節約出来る事によって、後々の構成がとても楽になります。

 

 

 

POINT3:ユーモア

 

職場でもプライベートでも、冴えない感じの主人公と、全てにおいてパーフェクトな先輩との関係。

小説におけるキャラクター同士の関係性は、オーソドックスですが、対照的な方が面白いでしょう。これは単にギャップがあるだけでなく、互いに相手を引き立たせる効果があります。登場人物がもっと多い場合は、複数の対照的なペアを作って構成すると良いでしょう。

 

 

 

POINT4:前半のストーリー

入社二年目の事務員である主人公は、日頃より先輩からいろいろなアドバイスをもらっていた。

 

そのアドバイスは仕事の内容だけに限らず、恋愛についても話が広がっていった。

 

 

POINT5:展開〜オチ

 

主人公は先輩社員が付き合っていた男性に、それらしい欠点がなかったにも関わらず、短期間で別れていた事に疑問を感じ、その事について質問すると、ある程度納得出来る答えが返ってきた。

 

後日、先輩が別れた本当の理由を、同期の事務員から聞く事になったが、実は占いをとても信じていて、その相性が悪いと分かると怖くなって別れていたのだった。

 

 

 

総合的なポイント

 

最後のオチの段階で、いかに落差をつけるかというのがショートショートのポイントですが、今回は特にその落差をつけるのがポイントとなるタイプの物語です。

最初の段階で先輩がいかに凄い人かと言うことを、できるだけ多く書いておいた方が後の効果は大きくなり、最後に一気にストンと落としてしまう訳です。

 


コラム/ラストの締めくくり

 

小説のイラストには様々な形がありますが、特にショートショートの場合、特殊なスタイルのものもあるため、そのラストはさらに多くの形が存在します。


●オチが緩やかなスタイル

●ラストに落とすスタイル

●オチの後に余韻があるスタイル


どのスタイルの場合も、ラストに近い部分で落とす事は同じなのですが、その流れが多少異なります。それは、全体の構成との関係もありますし、ネタの問題もある訳です。

さらに詳しい内容は、次回コラム/ラストの締めくくり(後編)でお話したいと思います。

 

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