ショートショート作家 R・ヒラサワの〜Novelist's brain〜

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(小説・ショートショートの書き方ブログ)番外編/作家の本棚には少し怪しい本もあると言うお話

番外編/作家の本棚には少し怪しい本もあると言うお話

 


小説に限らず、何かしら文章を書くには、それなりの『資料』が必要になります。『基本』は『現場での取材』なのですが、時間や費用の問題もあれば、実際には入れない(入らない方がいい)現場もあります。

著名な作家の方々は、様々な資料をお持ちだと思いますが、今回はとても地味に活動している『私』の本棚と、時々目を通す冊子等をご紹介します。

 

 

 

【CONTENTS】

 

 

 

小説・関連書籍

 

【特に参考にしている作家さん】

長編(国内)伊坂幸太郎さん、東野圭吾さん、野沢尚さん

  (海外)スティーブン・キングさん、ダン・ブラウンさん、トマス・ハリスさん、

短編(国内)阿刀田高さん

  (海外)フィリップ・K・ディックさん

 

長編・短編共に、映画化された作品は参考にさせて頂く事が多いですね。文章を書く上で、その映像が目に浮かぶような表現は必要ですし、特に短編で映画化された作品については、少ない原稿量でありながら映画が製作されている訳ですから、構成がとても参考になります。

 

 

 

構成に関する書籍

 

野沢尚のミステリ―ドラマは眠らない】

【素晴らしい映画を書くためにあなたに必要なワークブック】

構成の本は、主に『脚本』に関するものになります。舞台や映画など、演出的な要素も含めて、とても勉強になります。特に野沢尚さんの書籍に関しては、一つのドラマを作り上げるまでの準備がとても緻密で、なかなか真似の出来る事ではないのですが、とても参考になりました。

 

 

 

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撮影に関連する書籍

 

【映像編集の教科書】

主にドラマや映画の撮影など、そのシーンの撮り方や、アングル、カットなどについての書籍です。小説の世界は、基本的に文章だけで相手に伝えなければなりませんので、実際の映像を頭に描きながら書く練習が必要になります。そして、実際に映像作品を作っている立場の方からの意見、要はそれらの意図であったり、意味が解説されていますので、とても参考になりますね。

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デザイン等に関する書籍

 

【レイアウトアイデア見本帳】

視覚的な情報によって『インスピレーションが湧く』といった効果があります。これは直感的に『ネタ』に繋がる事が多く、実は私のショートショートが初めて雑誌に掲載された時のネタは、本のタイトルからヒントを得たものです。


辞書的なもの

 

 

【法律用語辞典】六法全書【法律活用ガイド】

辞書などは、単純にアイデアを出すキーワードを探したり、『法律』に関するものは、それを『仕掛け』に使ったり法的な決まりなどから発想する場合があります。

 

 

 

実用書的なもの

 

【図解検死解剖マニュアル】【警察のことがわかる辞典】【逮捕られたらどうなる】

 

最も『怪しいエリア』です。私の小説の事を知らない知人が来た時、必ず二度見されます。すぐさま『小説書いてるから……』と、説明します。そうしないと、何やら怪しい企てでもしていると思われる、或いは既に何かをしでかしている、などと思われては困りますからね。

 

小説で殺人事件などを扱う場合、現場の状況やアリバイ、そして警察の方の行動など、書く必要があるのですが、ショートショート作品の様に短い物語であっても、リアリティは重要です。ですから、それなりの知識を有して書く必要があるのですね。最初に書いた『入らない方がいい現場』とは、『刑務所』などの事です。いくら知りたくても、逮捕される訳にはいきませんので……。


小説に関連して、知識として必要なものを選んでいます。比較的マニアックなものになっているかもしれません。専門知識も深くなれば、それだけで小説のメインにする事も可能ですので、あった方が有利になるでしょう。また、その流れかの発想も大事な事です。

 

 

 

趣味・デザイン的なもの

 

【世界の腕時計】

著名なブランドなどは、その歴史の中に多くの物語があります。その中で、様々なヒントを探すことが可能です。

 

【新・ブック・オブ・フォトグラフィ】

撮影に関するノウハウなども、色々と参考に出来る事があります。色々な道具を駆使して生み出す『画』。それは自然な物から人工的なものまで様々です。

 

【レイアウトアイデア見本帳】

雑誌などの『編集』、『レイアウト』なども色々参考になります。何故そこに、それを配置するのか? それは視覚的な要素であったり、読者の心理的な要素であったり。謎解きのトリックなどにも応用出来るかもしれませんね。


『趣味世界』なども、ネタ的には面白いでしょう。そこにも深い専門知識がありますし、全くその世界知らない人からすれば、非常に興味深いお話になります。

 

 

フリーの求人情報・住宅情報


求人情報は、様々な職業を知るのに有効です。普段関係性の薄い職業などは、その存在すら知らない事もよくあります。そこで出会った職業が興味深く、尚且つ専門性の高いものであれば、それは小説に向いています。大企業なら、どんな社員構成で中小・零細企業なら? どんな問題に直面し、発生するならどんなトラブルか? 等々。


住宅情報は、例えば主人公の住まいのモデルにしたり、その間取りから想像出来る家族構成などによって、そこからドラマが生まれます。この家族構成から生まれる良い事、そして悪い事は何か? 何かしら『画』が見えてきませんか?

 

 

そして最後に

 

小説の『ネタ』や『ヒント』は小説作品だけに限らず関連書籍は勿論の事、一見も無関係とも思えるものからでも得ることが出来ますし、視覚的な刺激によっても同様の効果を得る事が出来ると思います。いずれの場合にせよ、常に『意識』をもって何かを見る事によって、気付けるチャンスをどんどん増やす事が出来るのではないかと、私は思うのです。

 

 

 

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