創作の動機/アイちゃん
ショートショートの創作プロセスを、その『動機』に絞って公開するものです。深くそれを知ることで、ご自身の創作時のヒントにして頂きたいと思います。
今回の作品は『アイちゃん』です。
【CONTENTS】
過去の出来事
今では『あだ名』と言うと、それが『イジメ』に繋がるのを懸念して、禁止している場合もある様ですが、本来は『親しみ』を持って付けられるものと考えています。
私の学生時代の友人で『あだ名』は本人公認出、皆からそう呼ばれていた人はクラスの人気者で、やはりそこに『親しみ』を感じるのです。
そんな『あだ名』がこの時のテーマだったのですが、私が常々気になっていたのは『ルーツ』です。本名をアレンジしたタイプが最も一般的だと思うのですが、大抵の場合『アレンジ後』の方が『呼びやすい』様で、『短縮』されている場合もよくありますね。そして、それがあまりに定着し過ぎて『本名』を忘れることまで。
問題は、それ以外。本名よりも長かったり、呼びにくかったりだけでなく、まるで面影の無い『ルーツ不明』の場合です。私の友人にも数名いて、私はそれを必ず尋ねていたのですが、皆共通して周囲どころか『本人も知らない』。私の中の『永遠のミステリー』なのです。
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創作が上手く進まない……。そんな時、『もしも……』と、あてはめるだけ!
先ずは『試し読み』をどうぞ↓↓↓
抽出されたネタ
『ニックネーム』『不明な名前のルーツ』『忘れられる本名』
誰かがいつも『ニックネーム』で呼ばれている。それが毎日の事だから、本人だってすっかりそれに慣れてしまって、挙句の果てには自分の本当の名前を忘れそうになる。そもそも自分のニックネームだって、周囲にいる人が勝手に付けた訳で、特に気に入っている訳ではない。それに、その付け方にしたって、なんだか安易な事がルーツだったりする。でもね、名前って大事な時には、やっぱ『本名』で呼んで欲しいよね。
創作の開始地点
主人公は普段、コンパニオンの様な仕事をしている。仕事中は本当の名前ではなく、いつもニックネームで呼ばれている。だから、仕事中に関わるお客さんだって、自分の事を、やはりニックネームで呼んでくる。日々の生活で人と関わるのは、殆どが仕事の時だから、本名で呼ばれる事は滅多にない。そんな毎日だから、自分でも本当に名前を忘れそうになる。
仕事は会社の社長から指示された通り、ちゃんと上手くこなしてる。この仕事の難点は、勤務時間が『長い』事。今日もぶっ通しで勤務中。気付けば調子が悪くなっていて、挙句の果てには失神して……。
そして誰かが自分を呼んでいる。そう、こんな時は本名で。さて、うまく回復出来るのやら……。
ショートショート『アイちゃん』の全文はこちら↓↓↓
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