ストレスシート(6)
日常生活の中で感じる『ストレス』。これを『ネタ』に物語のアイデアを生み出そうと言う考え方で、今回は6回目です。
『ストレス』でなくとも、日常で起こった『僅かな変化』も、何処かに残しておくと結構使えるものです。それ以上に、常に『変化に気付く目』を養う事が重要なのは言うまでもありません。
初めてご覧になる方は、以前の記事もご参考に。
ストレスシートからの物語1~4はこちら↓↓↓
【CONTENTS】
後から来て席を奪う女
電車のホームで立っていると、自分より遥かに後からやって来たにも関わらず、ドアが開いた瞬間に、そのぽっちゃり体型からは想像もできないようなスピードで席を奪う中年女性がいる。そして、その奪うべく『席』は、大抵女性の『横幅』よりも狭い。
『尻』を左右に振って、器用に体をねじ込むのだが、この際に周囲の者達が、そのスペースを確保する為に『惜しみない努力』をしている事など、その女性は知る由もない。
とったリアクションを途中でやめる時
例えば『発車直前』の電車に乗り込もうとした時、もう一度開くと信じて全力で向かったドアが、無情にも『サヨナラ』を告げていった時、ドアの内側にいる乗客の『悲しげ』か『可笑しげ』か区別のつかない表情に出会った時など、とても悲しい気分になるが、何も出来ない。
『オーバー・アクション』で『残念!』を全身で表現出来る、外国人が羨ましい。
自動販売機で違う飲み物が出て来た時
「確かに俺は『押した』よなあ」。思わず独り言を言わずにはいられない。しかし、もう一度同じ商品を買って確認しようなどとは決して思わない。
何故なら、もしも更に間違った方の商品が、再び出てきた時の事を考えると、怖くてそんな事は絶対に出来ないのである。
既に買う予定で『コーンポタージュ』になっていた口に、俺は仕方なく『おしるこ』を流し込む。
今回のネタも先々物語になれば、こちらで公開したいと思います。
『ショートショートの書き方』を、作家の視点で詳しく『超解説』‼
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