ショートショート作家 R・ヒラサワの〜Novelist's brain〜

小説の書き方ブログ。ショートショート作家 R・ヒラサワが自身の作品を用いて詳しく解説。新作随時公開中!

(小説・ショートショートの書き方)創作の動機/GIFT

 

創作の動機/GIFT

 

ショートショートの創作プロセスを、その『動機』に絞って公開するものです。深くそれを知ることで、ご自身の創作時のヒントにして頂きたいと思います。
今回の作品は『GIFT』です。

rhirasawanb.hatenablog.com

 

【CONTENTS】

 

 

過去の出来事


嫉妬深い女性と付き合った時、普段はあまり大事にされていない様子なのに、私が単独で飲み会などに行って、そこに女性が同席しているを知った途端、急に「何時に帰るの」とか「迎えに行くわ」とか言われた事があります。
こちらは『浮気』などまるで考えていなのに、さてどうしたことやら……。
この様な出来事はきっと個人によって違いうはあると思うのですが、他人に奪われると思った途端に、急にその関係を守りたくなる。
個人的にはあまりそんな感情は無いのですが、私の場合は『家電』などをリサイクルショップに売ろうと用意した時、長らく使っていなかったクセに、なんだか『もう少し持っておいた方がいいかな?』なんて気分になる事があります。
こんなこと書くと、『人』と『モノ』を一緒にするなと叱られそうですが……。

 

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抽出されたネタ


【贈り物】【嫉妬】【浮気】


ある日、夫婦の住む家に『贈り物』が届きます。これが夫宛てで送り主が女性だった場合、嫉妬深い妻であれば当然気にする事でしょう。そして『浮気』の疑惑までも。
この様なシチュエーションの場合、夫婦仲が良いとあまり面白くなりません。結果的に平和な解決に向かってしまいそうですから。
しかし、それが仲の悪い夫婦ならどうでしょう? 本来なら問題のない筈の出来事でも双方がマイナスに捉える。ちょっとした会話の中でもすれ違いが出る。そして問題が大きくなる。『喧嘩のタネ』があちこちに散らばっていて、いつ芽がでてもおかしくない環境ですよね。『泥沼化』してゆく環境をご存知の方にはよく理解できる事だと思います。夫婦だけに限りません。『友人』や『同僚』でも、互いの『仲の悪さ』は『問題を起こす材料』となりますし、何しろ『ミスリード』しやすくなるのです。

物語を創作する上でこうした環境はとても重要で、可能な限りストーリーとして『展開』しやすい状況を作る、例えばキャスティング一つで大きくそれらは変わってしまいます。
しかし、これらは逆に簡単に変わってしまうイコール、『簡単に変えられる』と捉えるべきで、既に出来上がっている物語でも、そこから構成を変える事が可能であると言う事にもなるのです。

 


創作の開始地点


倦怠期の夫婦。子供の居なかった二人の間は会話も少なく、コミュニケーション不足は関係の悪化に拍車をかける。

互いに再婚同士で、妻がそれを決めたのは夫が持つ『安定感』。それは『経済面』であったり『精神面』であったり。

しかし、転職による収入減で一つの『安定感』が欠落する。先々の生活に不安を感じていた妻の前に、新たに生じた問題。それは夫宛てに届いた『女』からの『GIFT』。
妻はどの様な行動に出るべきか……。

 

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