ショートショート作家 R・ヒラサワの〜Novelist's brain〜

小説の書き方ブログ。ショートショート作家 R・ヒラサワが自身の作品を用いて詳しく解説。新作随時公開中!

(祝)200記事!(小説・ショートショートの書き方)創作の動機/帰れない

 

創作の動機/帰れない

 

ショートショートの創作プロセスを、その『動機』に絞って公開するものです。深くそれを知ることで、ご自身の創作時のヒントにして頂きたいと思います。
今回の作品は『帰れない』です。

ショートショート『帰れない』の全文はこちら↓↓↓

rhirasawanb.hatenablog.com

 

今回で200記事目となります。以前に増して更新ペースがスローになった為、随分と遅い到達となりましたが、現在6冊目となる新刊の原稿を並行で執筆中の為、新作の発表も出来ておりませんが、今後も主に『作家志望者』の方々に向け、少しでもご参考にして頂けるブログ・著書を発表し続けたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。

 

【CONTENTS】

 


過去の出来事


世間では『お盆休み』がある頃、テレビのニュースでは『帰省』に関する話題をやっていました。空港や駅のホームで取材をして、一般の人々にインタビューをするのです。
かつて『お盆』と言えば、ご先祖様の『お墓参り』で帰省する方も多かったと思いますが、最近では実家に帰らない人も多く、その日のニュースでは比較的若い人にインタビューをしていて、『帰らない派』が大勢いました。
その中で興味深かったのが、『帰らない』ではなく『帰れない』と言う人でした。家を出て都会で一花咲かした暁に実家に帰る予定だったのですが、その実まったく成功していない。それどころか、むしろ実家にいた時の方が安定した生活を送れていたとのことだったのです。
当時の私の印象は、『ああ、人にはいろんな事情がある物だな』と言ったところ。特にその時は何かに結びつけて『物語を作ろう』なんて考えはまるでなかったのですが、何年もたってから、小説を書くときのテーマが『実家』だったので、この事を思い出した訳です。

 

 

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抽出されたネタ


【実家】【帰省】【帰れない】


『実家』に帰りたいけど『帰れない』。そんな状況って、どんな時だろう? 例えば若い頃に『家出』したけど、それから何年も経ってすっかり『大人』になって、精神的にも落ち着いたりすると、実家にいる『親』も当然歳をとっているから、ちょっと気になってくる。
『お盆』だの『正月』だの、『連休』になると何だか『モヤモヤ』してくる。でも『帰れない』。それは例えば『夢』を追う為、『田舎』を飛び出し『都会』を目指す。しっかりと定まった『目的』なんて無かったけど、『若気の至り』でそうなってしまった。『結果』も出ていないのに『帰れない』。
『結婚』はタイミング的にいい『チャンス』かもしれない。日常生活の中で、大きな出来事があった時は、きっと『家出』の理由なんて吹き飛んでしまう筈。しかし、その出来事が『結婚』となると、色々とタイミングも大事だし、そもそも『相手』がいなければ話にならない。

 

創作の開始地点


若い頃に『家出』した。母との折り合いが悪かった。あてもなく田舎を飛び出し、『都会』を目指す。しかし、その先での『仕事』は簡単にはいかない。そんな自分を受け入れてくれる場所が、『夜の世界」』にはあった。何となくだけど、自分に合っている気がした。
そこで巡り合う『男性客』。中には『深い関係』になった人もいた。その中でも、いま『恋人』の様な関係にある男性は、かなり本気で愛してくれている。しかし、自分には迷いがある。自分を『全て』見せる事が出来る相手ではなかった。
ますます本気になる男性。実家に『挨拶』に行きたいと言い始める。不安が募る。果たして本当に自分を全てさらけ出した時、相手は自分を受け入れてくれるのか?

 

創作が上手く進まない……。そんな時、『もしも……』と、あてはめるだけ!

先ずは『試し読み』をどうぞ↓↓↓

 

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