ショートショート作家 R・ヒラサワの〜Novelist's brain〜

小説の書き方ブログ。ショートショート作家 R・ヒラサワが自身の作品を用いて詳しく解説。新作随時公開中!

(落とし物からのインスピレーション #創作)創作の動機/落とし物の使い方

創作の動機/落とし物の使い方


ショートショートの創作プロセスを、その『動機』に絞って公開するものです。深くそれを知ることで、ご自身の創作時のヒントにして頂きたいと思います。
今回の作品は『落とし物の使い方』です。

ショートショート『落とし物の使い方』の全文はこちら↓↓↓

rhirasawanb.hatenablog.com

【CONTENTS】

 

過去の出来事

 

『落とし物』と言えば、日本はそれが本人に戻って来る確率がとても高い国だそうで、確かに私の経験上も、小学生の頃に落とした財布が戻って来なかった以外は、殆どと言っていいぐらい、私の元に帰って来ています。それは手帳であったり、ボールペンであったり、ペンケースだったりです。
しかし、これはある程度本人が特徴などをはっきりと言える場合ですと、受け取りの際に手続きがスムーズなのですが、『現金』だけとなると、なかなか特徴が……。
例えば『封筒』に入っていて、その金額がピッタリと合うと良いのですが、封筒が無かったり、あっても『銀行』のものであると、これを利用する人となると、その対象となる人も多い訳で、ましてや中身の金額が把握できていないと、その場合はどうなるのやら?

 

抽出されたネタ


【落とし物】【現金】【封筒】


今回は先行して『過去の出来事』に対するイメージが大きかったせいか、浮かんだキーワードも『現金を拾う』方向に完全に傾いている感じです。しかし、。これは物語を創作する上では問題視する事ではなく、むしろその方向性が明確になっているので、先の作品作りに『スピード感』が出る事が多く、イメージがある程度出来ている場合は、先ずはその方向で書き進めてみるのが良いでしょう。

 

創作の開始地点


道端で銀行の封筒に入った『現金』を拾った主人公。この日は給料日まであと数日の財布の中が寂しい時期にも関わらず、パチンコに負けて帰路につく道中だった。幸運の女神が微笑んだ瞬間。主人公は当たり前の様に自分に対するご褒美と、現金を使い始めるが……。

 

 

 

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