気になるタイトル(4)
書店で見かけた『気になるタイトル』の本、今回は4回目です。
『タイトル』の重要性は言うまでもありませんが、具体的なタイトルの付け方について、私の考え方は以下の通りです。
【CONTENTS】
タイトルは、
●『想像出来る』もの
●『想像してしまう』もの
●『想像出来ない』もの
どれかには該当すると思います。
『想像出来る』もの
読者が『想像出来る』内容で、それに興味があり、尚且つ読む事で、その世界に深く入り込む事が出来る。
『想像してしまう』もの
読者によって『想像してしまう』内容が異なり、物語のテーマ等も複数の意味を持っている。
『想像出来ない』もの
『想像出来ない』なりに読者は『想像して』読んでみるが、いい意味で期待を裏切られ、物語のラスト付近でタイトルをつけた理由に合点がいく。
どのパターン場合も重要なのは、タイトルを見た読者の方に興味を持ってもらう事で、後はその興味・期待に上手く答えられればベストですよね。
ケーキの切れない非行少年たち
最初にタイトルを見た時に、『これってどう言う意味だろう』と思われる方も多いかもしれません。内容は非行少年たちの認知能力の問題についての、深く重いものなのですが、これらを一言で表現したタイトルが付けられています。
来なけりゃいいのに
働く女性たちの内面に潜む『闇』を描いた作品たちです。リアルな描写で描かれた様々な場面でのドラマ。タイトルの『一言』が、なかなか『強烈』ですよね。
鍵のない夢を見る
『直木賞受賞作』である本作ですが、五人の女性の様々な世界が描かれています。それぞれが抱える問題について、そこから抜け出す『鍵』を求めると言った表現で付けられたタイトルは見事ですね。
R・ヒラサワの本
創作が上手く進まない……。そんな時、『もしも……』と、あてはめるだけ!
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そして最後に
冒頭でのお話にあったタイトルからの『想像』は、いかがでしたでしょうか? 同じタイトルを見た時の感じ方が、多くの人に共通する場合と大きく分かれる場合。これは読者の方の経験や感性、その他の様々な環境によって変わってくるのですが、書き手側は如何に意図した通りのイメージを、多くの人に伝えられるタイトルを付けられるかが、腕の見せ所ですね。
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