ショートショート作家 R・ヒラサワの〜Novelist's brain〜

小説の書き方ブログ。ショートショート作家 R・ヒラサワが自身の作品を用いて詳しく解説。新作随時公開中!

(予言する男の謎)創作の動機/予言する男

創作の動機/予言する男

 

ショートショートの創作プロセスを、その『動機』に絞って公開するものです。深くそれを知ることで、ご自身の創作時のヒントにして頂きたいと思います。
今回の作品は『予言する男』です。

ショートショート『予言する男』の全文はこちら↓↓↓

rhirasawanb.hatenablog.com

 

【CONTENTS】

 


過去の出来事


私が子供の頃には、ゴールデンタイムに時々『スペシャル』的なテレビの番組があって、その中には『予言』に関するものもありました。これは世界で起こっている難事件を解決に導いた『霊能者』の人だったり、大きな災害を『言い当てた人』など、複数の人が登場するもので、時には一人の人物に番組の大半の時間を費やすこともありました。
そんな中で、私が常に感じていたのは『事後報告』であると言う事です。これは番組の構成上、仕方のない事かもしれません。要するに、その人が『予言』した段階から『的中』までを番組の枠内で放送しようと思うと、生放送が九十分あった場合、いまから起こる事を言い当てる訳ですから、最長でも一時間ちょっと先の『未来』を予言する事になって、かえって『怪しい雰囲気』が漂う事になりそうです。

 

抽出されたネタ


【予言】【事後報告】【疑惑】

 

前述の話ですが、結局のところ『予言』などに関しては、実際に周囲の人になかなか『認知』されにくい背景があって、この様な環境は比較的ショートショートの『ネタ』になり易い要素を持っています。日常の生活の中から『ネタ』を収集する時のコツの一つとして、一つの事柄に対して何らかの『矛盾』や『問題』を抱えている様な事態は、とてもネタに展開しやすいと言えます。
これらの『展開』としては、その問題に関して『解決』やその問題の『悪化』の方向性で考えを進めるのが大きな『ポイント』なのです。

 

創作の開始地点

 

子供の頃から『予知能力』があった主人公の男は、その能力について周囲に話すものの、誰にも信じてもらえないどころか、『嘘つき』であるかの疑いまで持たれていた。何故なら、男の予言は常に『事後報告』だったからだ。
ある日、男はとても重大な『予知』を得る。この時に限っては、普段より早めに周囲にその事実を伝える事が出来た。
果たして男の『予知能力』は、周囲に認知されるのか……。

ショートショートの書き方』を、作家の視点で詳しく『超解説』‼

 

 

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