ショートショート作家 R・ヒラサワの〜Novelist's brain〜

小説の書き方ブログ。ショートショート作家 R・ヒラサワが自身の作品を用いて詳しく解説。新作随時公開中!

(食事習慣から見る創作プロセス)創作の動機/『食』に関する習慣と

創作の動機/『食』に関する習慣と

 

ショートショートの創作プロセスを、その『動機』に絞って公開するものです。深くそれを知ることで、ご自身の創作時のヒントにして頂きたいと思います。
今回の作品は「『食』に関する習慣と」です。

ショートショート「『食』に関する習慣と」の全文はこちら↓↓↓

rhirasawanb.hatenablog.com

 

【CONTENTS】

 

過去の出来事


『習慣』は人が日常生活を送る上で様々な部分に表れてくるものです。朝起きる時点から始まり、顔を洗ったり歯を磨いたり、今回の様に『食事』の習慣であったりと。
 中でも『食事』は本人だけでなく、その『家庭環境』に大きく特徴が現れるものではないかと思うのですが、知人の家で食事をご馳走になったりした時に、特に感じるのが『違和感』です。どんなに美味しいものを頂いても、どこか落ち着かないのですね。テーブルからお皿やフォークにお箸。いつもと違うから馴染めないし、正直『味』を楽しんでいる余裕などありません。
 また、この問題は普段生活をある程度共にしている『恋人同士』や、もっと近い関係である『夫婦』の間でも発生するのです。『夫婦』も結局のところ、元々は『他人』であった二人が何処かの時期から生活を共にする訳ですから、別々に暮らしていた時期の『習慣』は、勿論違うものであった筈です。それらが深く自分の中にあると、それはなかなか変える事が難しくなるでしょうし、夫婦間でも『合わせる』か『別々のまま』なのかは、その夫婦によりけりでしょう。
 前述の問題で、例えば習慣として先に食べるのが基本的には『好きなものから』か『嫌いなものから』と言った問題です。これに関しては、『どちらでもない』という方もいるでしょうが、私の家庭では『嫌いなものから』が習慣になっていました。
 これは単に私の母親の『好き嫌い対策』で、子供の頃ならお腹が空いていれば、少々嫌いなものでも食べてしまうのを利用して、まんまと私は何でも食べれる子供に成長したのですが、妻の家庭はそうではなかった様で、比較的好きな物から食べる様です。

 

抽出されたネタ


【食習慣】【好き嫌い】【食べ残し】


今回のネタに関しては、ある程度の構想が既に頭の中にあったので、キーワードもその内容に寄った感じになっています。今回の様な流れであっても、私は基本的に一旦ワードを出してから執筆にかかる様にしています。これはある程度話に流れがあったとしても、これらのワードを見ている内に、新しいアイデアが生まれる事があるからです。広く『創作』に関わる人は、常に周囲の情報に敏感に反応できる様、常にアンテナを張り巡らせておく『習慣』を持たれている方が有利ではないかと、個人的には思うのです。

 

創作の開始地点


『夫婦間』での普段から感じる『食習慣』の違い。その根本は、何年間夫婦を続けていても、埋まらない距離があるものだ。

主人公の妻は、時々『食べ残し』をする。夫の立場からすると、これは子供の頃からの習慣の問題で、『嫌いなもの』から食べる様にしていれば、こんな事はない筈だと考えている。

しかし、この『習慣』は、『食生活』意外にも様々な部分に影響を及ぼしていた様だったが、それに主人公は気付かなかった……。

 

にほんブログ村 小説ブログ ショートショートへ
にほんブログ村

↑↑↑ブログランキングに参加しています。面白かった方は応援お願いします。

 

R・ヒラサワの?Novelist's brain? - にほんブログ村

↑↑↑読者登録はこちらからお願いします。

 


ショートショートランキング

↑↑↑最新のランキングチェックはこちら!