ショートショート作家 R・ヒラサワの〜Novelist's brain〜

小説の書き方ブログ。ショートショート作家 R・ヒラサワが自身の作品を用いて詳しく解説。新作随時公開中!

(小説・ショートショートの書き方)番外編/ネット講座❶【アイデア編】

番外編/ネット講座❶【アイデア編】

 

前回のブログで『とにかく小説を書いてみよう』と言いましたが、なかなかスタート出来ない方の為に、今回より四回連続(の予定)で『ネット講座』を進めたいと思います。ご興味ある方はご一緒にどうぞ。

 今回のアイデア編は、テーマからキーワードを導き出して頂き、大まかな設定を考えていただきます。(テーマは五つ用意しましたので、お好きなテーマで始めてください)

 

【CONTENTS】

 

 

 

テーマを元にした設定作り


テーマ/欲望、お得意様、お届け、リフレッシュ、再会


●テーマから連想されるキーワードを五つ考えてみましょう。

キーワード


●五つのキーワードの中から最もインパクトのありそうなキーワードを一つ選んでください。

選ばれたキーワード (        )


●この時点で浮かんだ方は、タイトルを書きましょう。仮の物でも大丈夫です。

タイトル (        )

 

●テーマやタイトルから連想される、設定やエピソードを五つ程度羅列してみましょう。順番は適当で結構です。

設定やエピソード

 

設定の具体化


●設定やエピソードを書いた順に並べます。

●並べた設定等を見ながら、ストーリーとして適していると思う順に並べます。

●並べ直した設定等を見ながら、連想される事柄が出たら更に加えます。

●繋がり等に矛盾があっても良いので、とりあえず物語の様な流れを作ります。

 

 

イデアの骨子

●とりあえず流れの出来た物語を見直し、矛盾点を修正します。

●矛盾点を修正する中で、必要なエピソードや人物、その他があれば加えます。

●物語に加えたい場面やキーワードがあれば、更に加えます。

●必要な材料が一通り揃ったら、一旦作業を終了します。

 

 

 

実際の作品例

ショートショート『異音』の全文はこちら↓↓↓

rhirasawanb.hatenablog.com

 

ショートショート『異音』の場合】

テーマ/音

キーワード/音楽、騒音、雑音、楽器、異音

タイトル/異音


●連想されたキーワードの中で最も異端のキーワード『異音』をタイトルとして、アイデアを練る。

●『異音』はあまりいい意味で使われない。聞きたくない、聞こえてはいけない『音』として『雑音』等を考えた時、他人の携帯電話の着信音も、場合によっては不快に感じる事がある。

●また、緊張感のある音として、危機感や恐怖感を感じる音として、『死』が迫る音が最も怖いのではないか、と言う考えに至る。

 

【完成したアイデアの骨子】

●夫の浮気を疑っていた妻が、その証拠を掴み、それを確信する。そこには『音』が関係しており、それには聞き慣れない携帯電話の着信音を使う。

●夫婦は以前から仲が悪い。

●妻が夫を誘い出し殺害を企てる。

●殺害は事故に見せかけた方法を考えるが、そこには『頭が割れる』と言う状態を盛り込む。

 

以上でアイデア編は終了となります。次はこれらを使って構成を考える流れとなります。(この連載は【ネット講座❷/構成編】へと続きます)

 

 

ショートショートの書き方』を、作家の視点で詳しく『超解説』‼

 

 

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