ショートショート作家 R・ヒラサワの〜Novelist's brain〜

小説の書き方ブログ。ショートショート作家 R・ヒラサワが自身の作品を用いて詳しく解説。新作随時公開中!

(小説・ショートショートの書き方)番外編/ネット講座❷【構成編】

番外編/ネット講座❷【構成編】

 

全四回連続(の予定)で『ネット講座』を始めています。今回は❷【構成編】です。私自身も同様に作業を進め、次の回にて公開しています。

普段の執筆時にはお見せしない内容で、全四回終了後に作品として仕上げる予定です。実はこの段階で、途中までの過程とはかなり作品の内容が変わる場合もありますので、どうぞお楽しみに。

 

【CONTENTS】

 

 

 

イデア編(R・ヒラサワの場合)

 

前回の❶アイデア編ですが、私の方は以下の様な感じです。

 

選んだテーマ

【用意したテーマ】

欲望、お得意様、お届け、リフレッシュ、再会

テーマ( 再会 )

 

テーマから連想されるキーワード

❶恋人 ❷運命 ❸偶然 ❹再燃 ❺出会い

 

最もインパクトのありそうなキーワード

選ばれたキーワード (  恋人  )


この時点で浮かんだタイトル

タイトル (  青い目(仮題)  )

 

連想される設定やエピソード

❶再会は良い時が多いが、逆はどうか

❷会いたくない状況、他人に秘密にしたい事柄

❸否が応でも会ってしまう設定

❹恋愛的な要素を含めると面白い

❺事件的なものも加えてみる

 

設定の具体化

●主人公の女性が青い目をした男性とある場所で再会する

●男性は女性に対しここに来てはいけないと言う趣旨のことを話す

●女性は男性に対し恋をしていたのではないかと思う

● 二人は意外性のある場所で過去に会っている


イデアの骨子

●主人公の女性は、駅の構内を歩いているが、酔っているのか足元がおぼつかず、見知らぬ男性にぶつかってしまう

●主人公の女性の前には、青く澄んだ目をした男性が座っている。テーブルを挟んで二人は向かい合っている

●「駄目だよ、ここに来ちゃ……」と男性が言い、「ごめんなさい」と女性は答える

●結局、この男性に会いたかったのではないかと女性は心の中で思う

●女性はスリの常習犯である

 

 

 

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シリーズ第二弾
シリーズ第三弾

 

 

★★★ここからネット講座❷【構成編】です★★★


構成前の準備

 

物語中のエピソードを羅列して下さい。大体五つ程度を想定していますが、前後しても結構です。

 

 

順序の整理

 

次に、羅列したエピソードを自然な時系列

になる様に並べ替えて下さい。

ここでの並びは、一般的な時系列で大丈夫です。物語の効果を狙った並びについては、次の構成で練り直しますし、次回のオチを考える段階で更に順序が変わる場合もあります。


 

構成


時系列で並べたエピソードを、実際の物語としてどの様に書くのがベストか考えます。この段階で執筆の大まかな順序が決まるのですが、次回の『伏線とオチ』の段階で、再度順序の入れ替えが必要な場合もあります。

時系列の問題をクリアする方法等についての記事はこちら↓↓↓

rhirasawanb.hatenablog.com

 

 


以上で構成編は終了となります。次は構成された物語についてオチを考える流れとなります。(この連載は【ネット講座❸/伏線とオチ編】へと続きます)

 

 

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