ショートショート作家 R・ヒラサワの〜Novelist's brain〜

小説の書き方ブログ。ショートショート作家 R・ヒラサワが自身の作品を用いて詳しく解説。新作随時公開中!

(消去ボタンの秘密を暴く!#謎解き #創作)創作の動機/消去ボタン

 

創作の動機/消去ボタン

 

ショートショートの創作プロセスを、その『動機』に絞って公開するものです。深くそれを知ることで、ご自身の創作時のヒントにして頂きたいと思います。
今回の作品は『消去ボタン』です。

ショートショート『消去ボタン』の全文はこちら↓↓↓

rhirasawanb.hatenablog.com

【CONTENTS】

 

過去の出来事


『電子工作』の経験がある方ならご存知かと思いますが、俗に言う『弁当箱』。これはアルミで出来たシンプルな箱で、電子部品を扱っている様なショップで販売されているのですが、様々なサイズ・形状の物があります。
これらは電子機器を自作する時などに使われるものですが、市場にはないオリジナルの装置を作ることが出来る訳で、逆に言うとドラマや映画に出てくる『時限爆弾』の様な『怪しい装置』も作れるので、ショートショートのネタとしては、なかなか便利なアイテムなのであります。
その一方で、街に出ると様々なファッションの人がいて、季節の変わり目でもないのに、季節とはまるで不釣り合いな格好の人が居ます。それは見るからにご自身の『ポリシー』と共に確率されたスタイルの様で、それはそれで『アリ』なのかと。

 

 

創作が上手く進まない……。そんな時、『もしも……』と、あてはめるだけ!

先ずは『試し読み』をどうぞ↓↓↓

抽出されたネタ

 

【話を聞かない人】【電子工作】【ファッション】

 

今回のテーマは『話を聞かない人』です。こんな人って、実は大勢居たりするんですよ。明らかに『聞いていない』なら分かりやすいのですが、適当に相槌を打っていながら、実はまるで話が入って来ていない。この後者は密かに貴方の周りにも存在するのです。

今回の『聞かない人』は、前者の明らかに聞かない方ですが、こちらは完全に相手を『ブロック』するタイプです。そして『電子工作』。色々なスイッチ類があっても、市販の物とは違って、特に何をするものか表示する必要がありません。だって本人が分かればいいんだから。だから『怪しい』。もっと言うと、外観だけはまともな感じに作っておいて、実は中身が恐ろしい装置ってのも可能ですよね。
こんな装置を扱うなら、容姿からして怪しい人物が『コミカル』でいいでしょう。今回はその路線です。実はこの辺りってとても大事な事であって、読者の方を物語の世界にスムーズに案内するのが『作者』です。ですから、これは予め『コミカルですよ』って、分かりやすくしておく必要があるんです。だから今回は『ファッション』から入りました。マンガに出てくる『ギャング』の様な格好で。

 

創作の開始地点

 

周囲とは不釣り合いな格好をした男が二人。ファミリーレストランの奥の席で、何やら話しています。二人はテーブルを挟んで座っており、その間には電子工作で見かける様な、アルミ製の箱。二人の関係は『ボス』と『子分』で、しばらくの間ある研究所に潜入していた子分が、そこから盗んできた『装置』をボスに渡しますが、実はこのタイミングで『報酬額アップ』の交渉を考えていました。遠慮がちに交渉する子分。そんな話しをまるで聞こうとしないボス。子分は上手く『報酬額アップ』となるか?

 

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(警備の意外な一面を描く『鞄』の物語)創作の動機/鞄

 

創作の動機/鞄

 

ショートショートの創作プロセスを、その『動機』に絞って公開するものです。深くそれを知ることで、ご自身の創作時のヒントにして頂きたいと思います。
今回の作品は『鞄』です。

ショートショート『鞄』の全文はこちら↓↓↓

rhirasawanb.hatenablog.com

 

【CONTENTS】

 

過去の出来事

 

随分と昔の話なのですが、駅の構内で現金と思われる黒くて大きな『鞄』を、警備の人が二人で『普通の台車』に載せて運んでいました。その当時、私は小学生だったと思うのですが、そんな『子供の私』から見ても『セキュリティ甘いじゃん』ってツッコみたくなる状況でした。
先ずは『剥き出しの鞄』。誰がどう見ても『現金』にしか見えない。しかも『大金』なのですよ、中身を見なくても。それを『普通の台車』に載せている。例えば『襲撃』など無くても、移動中に『段差』に乗り上げたら、そのタイミングで簡単に『落下』しそうな雰囲気なのです。鞄の『ファスナー』こそ閉まっているでしょうが、それが開きでもしたら、駅の構内に現金をばら撒く事になってしまう訳です。
おまけに手にしているのは『短めの特殊警棒』。二人組のうちの一人は、この『警棒』を手に周囲を警戒していますが、ドラえもんの『のび太』の様なルックス。子供の私でも勝てるんじゃないかって思うぐらい『頼りない』のです。その当時に見た光景はすっかり私の頭に焼き付いていて、駅の構内を歩く度に頭の中に蘇るのです。

 

抽出されたネタ

 

【鞄】【警備員】【襲撃】

 

鞄はやはり、その当時の『黒』。これ以外には考えられません。そして、いかにも『現金』がはいっていそうなのを持っている。次に警備員ですが、やはり『弱そう』な人がいいですね。そして、そんな状況だから『襲撃』に遭う。しかし、これでは単なる『襲撃事件』で、ショートショートにはなりません。
鞄はそのままに、『警備員』あたりをアレンジするのが妥当です。ですから、ここに一般人を置く訳です。こうする事で『違和感』が出ますね。そうです。現金が入っていそうな『鞄』を、どうして一般人が持っているのか? って言う、素朴な疑問ですね。単にお金を扱う職業、例えば『銀行員』あたりですが、こう言う人は自分達で現金を運んだりしません。ならばそれ以外の職業ですが、警備会社に依頼もせず大金を運ぶとなると『怪しい仕事』の人達。あまりお金が儲かっている事が知られない方がいい人達です。
最近ならば『詐欺グループ』。まあ、これもいいでしょう。人知れずお金を動かす必要があるし、その『稼ぎ方』はきっと『違法』だろうし。でも、そうなると現金を『現金と分かる』様な方法では運んではいけません。『密輸』ではありませんが、世間の人が『現金』と気付かない方法です。こうなると、選択肢から外れてしまう訳です。
一般人でありながら、大金を『大金と分かる』方法で運んでいる人物。一体、どんな物語に発展するのやら。

 

 

創作が上手く進まない……。そんな時、『もしも……』と、あてはめるだけ!

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創作の開始地点

 

一見して『きゃしゃ』な男が、大事そうに『大きな黒い鞄』を運んでいる。周囲の人達が時々目撃する男性。誰もその正体を知りません。しかし、その男の存在を知る『襲撃者』は密かに男を狙うチャンスをうかがっていました。
ある時、現金を運ぶ男性は、いつも通り『路地』へと消えて行きますが、周囲に人通りは殆どありません。『襲撃者』は『チャンス』だと感じます。そうです、この先は『袋小路』になっていて、『逃げ場』が無いのです。今なら他に誰も居ない様子。このチャンスを逃すまいと、襲撃者は男性を襲いにかかります。

 

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(感動の旅路:未来男の物語#創作)創作の動機/未来から来た男

創作の動機/未来から来た男

 

ショートショートの創作プロセスを、その『動機』に絞って公開するものです。深くそれを知ることで、ご自身の創作時のヒントにして頂きたいと思います。
今回の作品は『未来から来た男』です。

ショートショート『未来から来た男』の全文はこちら↓↓↓

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【CONTENTS】

 


過去の出来事


タイムマシンを扱った小説や映画は数多く存在しますが、やはり問題となるのは『矛盾点』です。実際に私の書いている物語でも、ある程度そう言う部分は含まれているかと思います。私見ですがエンタテインメントとして成立するならば、多少そのあたりはあっても良いのではないかと思っています。私が重要視するのは『何故タイムマシンなのか』と言う部分で、それを使うの事が何かの『逃げ』であったり『誤魔化し』ではいけないのです。
今回のテーマが『時空』であった事から単純に『タイムマシン』に繋がったのは事実ですが『時空』を扱う事ならではの物語に仕上げる必要があるのです。それが勿論『伏線』や『オチ』に関わっているのは言うまでもありません。

 

 

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抽出されたネタ


【時空】【タイムマシン】【思い込み】


テーマに沿って『時空』と『タイムマシン』があって、そこに『思い込み』と言うワードを加えました。
人はある一定の条件を目にした時、思考の中に『憶測』が生まれます。そして、その考えによって次の行動を起こす訳ですが、例えばそれが『間違い』であった場合、その先はどうなるか? 
現実世界でもある程度の割合で起こっているであろう問題だと思いますが、そこに『タイムマシン』が絡むと、『よくある問題』では済まされないですよね。場合によっては、そもそも向かう『日時』が違っている訳ですから、全く目的が果たされないのです。今回は、そんな流れで思考を巡らせました。

 

創作の開始地点

 

自分が生まれる前に離婚した両親。母に引き取られた主人公は女手一つで育てられますが、学校を卒業して就職先が決まった矢先に母は他界します。『心労』が大きかった母。その原因は、両親が離婚した直後に現れた男の存在で、母と結婚の約束をしておきながら、多額の借金を残し、姿を消したのです。主人公の心の中には、常に男への復讐心が。
時代はやがて『タイムマシン』が使える時へと移り変わり、主人公は男と母の出会いを阻止する為、その時代へと向かうのです。

 

ショートショートの書き方』を、作家の視点で詳しく『超解説』‼

 

 

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(感情の渦:女性同士の不仲から見るリポートの真相 #ヒント #ハッシュタグ)創作の動機/リポート

創作の動機/リポート

 

ショートショートの創作プロセスを、その『動機』に絞って公開するものです。深くそれを知ることで、ご自身の創作時のヒントにして頂きたいと思います。
今回の作品は『リポート』です。

ショートショート『リポート』の全文はこちら↓↓↓

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【CONTENTS】

 

過去の出来事


女性同士が『不仲』になった原因として、互いに独身だったのに一方が結婚し、その幸せな生活ぶりを耳にするうち、未婚の女性側が嫉妬して絶縁状態になった話を聞きました。それとは別に、私自身がかつて『営業関係』の仕事をしていた時代、個人宅への訪問がメインだったのですが、中にはとても無理な注文をする方が居て、困り果てた経験があります。
今回の作品は、これら二つのエピソードが反応して出来た様な、そんな印象がありました。

 

抽出されたネタ

 

【食】【不仲な女性】【無理な注文をする客】

この時のテーマは『食』で、女性たちが不仲になる原因に『食』を関係させようと思いました。『食』と言っても女性なので、食べ物の取り合い辺りはあまり適当ではなく、それならば『セール品の奪い合い』の方がしっくり来そうです。
しかし今回選んだのは『ダイエット』。過去の女性たちの話に関連させたのです。その時の話では一方の結婚でしたが、今回は『結婚』を『ダイエット』に変える。つまり、ダイエットには興味のなさそうだった二人のうち、一方が密かにダイエットを始めるのです。
あとは『注文』の問題です。このダイエットに関連した商品があって、そこにお客と営業マンの関係が出来上がる。そんなイメージでしょうか。

 

創作の開始地点

 

親友と呼べる間柄の二人の女性。普段は行動を共にする事も多く食事も一緒。気付けば二人揃って『ぽっちゃり体型』になっていた。お互い彼氏が居ない事から『男性よりも友情』といった空気が二人の中にあった。
しかし、主人公には社内に気になる男性の存在。友人に内緒で始めたダイエットコースは、それをサポートしてくれるロボットのレンタルとダイエットコースがセットだ。
初めは順調に減った体重も、ある日を境に上手く落ちない。焦る気持ちに追い討ちをかけるかの様、何故か友人まで痩せてきている気がする。嫌な予感がした主人公は、レンタル中のロボットに詰め寄り問いただすと、主人公よりも先に友人がダイエットコースを始めていた事実が判明。さて、二人の運命や如何に?

 

 

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(奇想天外な異音の誘惑#ショートショート)創作の動機/異音

 

創作の動機/異音

 

ショートショートの創作プロセスを、その『動機』に絞って公開するものです。深くそれを知ることで、ご自身の創作時のヒントにして頂きたいと思います。
今回の作品は『異音』です。

ショートショート『異音』の全文はこちら↓↓↓

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【CONTENTS】

 

過去の出来事


小説を書く時に、どの作者の方も少しはご自身の経験を作品内に盛り込まれた経験はあるかと思います。私の場合も例外ではなく、と言うよりも、かなりの割合で実体験を盛り込んでいます。こんな話をすると作品によっては『ヒラサワって犯罪者?』なんて話になるといけないので、勿論『法に触れない範囲』でと言う事になりますが。
例えば周囲の人々との会話など、そう言った『やり取り』の部分などはとても作品に盛り込みやすい要素で、それは会話の『一部』であったり、『口調・口癖』、『言葉を交わした場面』など、出来れば部分的な所に絞って、後は『アレンジ』するのが個人的に良いと思っています。
そして会話である以上、当然その中に『プライバシー』が含まれる事もあるので、私の様に『正体不明』のまま活動している人は大丈夫ですが、知人が作品を読む可能性のある方は、特に書き方に注意が必要ですね。『これって、私の事?』なんて話になってもいけませんので。

 

 

 

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シリーズ第二弾と第三弾であるVol.2、Vol.3は、Vol.1で作り上げた『作家脳』を更に『鍛え』、その作家脳を『持続させる』為の方法です。
様々なテクニックと、サンプルショートショートによる実践的な解説です。是非Vol.1と合わせてお読みいただければ、きっと貴方の『創作』の良き『パートナー』となるでしょう。
 
シリーズ第二弾

シリーズ第三弾

抽出されたネタ


【音】【異音】【恐怖】

今回のテーマは『音』でした。身近なところで『音』と言うと『音楽』などが連想されやすいですが、『音楽』の場合は楽しかったり、平和だったりと、そんなイメージです。しかし、私の中にある『音』のイメージには『異音』と言うのもあって、こちらはあまり良くないイメージです。何故こんなイメージがあるかと言うと、過去に電子機器に関係した仕事に就いていたせいで、製品の検査で異常を発見する為の材料として『音』を利用する事がよくありました。勿論『異音』は『故障』などの印です。
そして、その『異音』がした時、私が感じたのは『恐怖』。こう書くと大袈裟ですが、少なくとも心の中には良くない感情が湧くのは事実でした。では、物語の中で恐怖を感じる『音』とは一体何だろう?

 


創作の開始地点

 

仲の良くない夫婦が居て、出かける度に何かしら小さな揉め事が起こる。互いに相手は先々の夫婦関係を継続する意思があるかも定かではない。互いに離れる心と、そして夫に芽生える『浮気心』。無関心な妻は日常の夫の行動に不信感を抱くことなく過ごしており、夫もそれに安心している。何かのきっかけで、妻に芽生えた不信感。それが確信に至るまでに時間は掛からなかった。

妻は夫をドライブに行きたいと誘う。特に行先も決めず出発するのはいつもの事だったが、妻は『山』に行きたいと言い出す。そして夫の運転が気に入らない妻は自分が運転すると言い出す。道中『変だ』と言い路肩に止めた車の『異音』を確認するが、原因は不明だ。

再び山中へと向かう車。仕事疲れで居眠りする夫。目覚めると既に車は山中にあって、斜面に停車した車から再び『異音』がすると言って確かめようとする妻。夫は妻に代わって『異音』の原因を探ろうとするが……。

 

 

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(掘り下げるテーマ:夫婦の複雑な絆)創作の動機/私の庭

 

創作の動機/私の庭

 

ショートショートの創作プロセスを、その『動機』に絞って公開するものです。深くそれを知ることで、ご自身の創作時のヒントにして頂きたいと思います。
今回の作品は『私の庭』です。

 

【CONTENTS】

 

過去の出来事


常々私が疑問に思うのは『夫婦間』の関係性で、周囲から見ると羨ましく思えるご夫婦がいる中で、それとは真逆に『どうして一緒に居るの?』と疑問を感じてしまう方々が居るのも事実ですし、どちらかと言うと『後者』の方がよく見かける様な……。
実際問題として『夫婦間』と言うのは、『よく理解できない』と言った部分が多くあるもので、『趣味』を始めとして『共通』の部分がある程度必要な反面、『真逆』の部分をそれぞれ持っていて、共に『補い合う』ような面も必要な訳です。
様々な巡り合わせの結果そうした『夫婦』が誕生していて、それが長続きしているならば、『その辺り』が上手く『噛み合っている』って事なんでしょうねえ。

 

抽出されたネタ

 

【庭】【夫婦】【理解不能

今回用意されていたテーマは『庭』だったのですが、この時期少し『ガーデニング』なんかに興味があったので、先ずはその近辺から物語を考えようと思いました。
例えば妻が『庭づくり』に精を出していた場合、その出来上がった『庭』は、『妻の一部』の様な存在であると夫は感じるのではないかと思う訳です。そうした『想い』を強く感じるのは、それをやっていた『本人が居なくなった時』ではないかと。手をかけて『作り上げた庭』。それが『離婚危機』に訪れた場合、夫はしみじみ想いに耽る。
そして、こうした『危機』を生む可能性のあるのが『理解不能』と言う状況です。前述の通り、夫婦間で『補い合う』部分とは、通常『真逆』の部分だったりする訳で、こうした部分は補ってもらっている反面、『理解出来ない部分』だったりするので、そこには『すれ違い』を発生させる要因になる場合もある訳です。この辺りの『バランス感』が実に難しいんでしょうね、現実世界では。

 

 

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創作の開始地点

 

パートタイムの出勤前、何気なく見ていた情報番組の特集コーナーの予告映像に釘付けになる。そこに映っているのは、かつての我が家と元夫の姿に見えたからだ。
マイペースだった元夫は、何の相談もなく会社を辞めて自営業を始めようとする。高齢の母親の事や将来への経済的な不安。耐え切れなくなって離婚を決めた。
特集コーナーの内容は『ゴミ屋敷』。あれ程綺麗だったかつてのマイホームが、そんな姿になっている。主人公は、その事実を確認するため、元夫の住むかつてのマイホームを目指す。

 

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(ショートショート創作の秘訣: 新生物からの着想)創作の動機/新生物

創作の動機/新生物

 

ショートショートの創作プロセスを、その『動機』に絞って公開するものです。深くそれを知ることで、ご自身の創作時のヒントにして頂きたいと思います。
今回の作品は『新生物』です。

ショートショート『新生物』の全文はこちら↓↓↓

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【CONTENTS】

 

過去の出来事

 

普段から私は『ストレスは小説のネタに』と言ったニュアンスの事を書いていますが、小説の中でも『ショートショート』は一つの作品の文字数が少ない分、ネタを『量産』しなければなりません。そんな訳で、私は日頃から何でも『ネタ』にしようと思考を巡らせています。中でも『ストレス』は人にとって『インパクト』の強いもので、『良い事』に比べ『悪い事』の方が記憶に残りやすい様です。
しかし、そんな『ストレス』も『笑い』に変えられるなら楽しい事の一つに加える事が出来るのではないでしょうか?

過去に勤めていた企業で、私よりも随分と若い社員がやって来ました。彼は実に優秀で、周囲の先輩方よりも高学歴で、若い割には知識もありました。しかし、それを自覚していたのか態度が大きく、時には先輩を馬鹿にしたような発言まで。達者な『口』は先輩方からの注意の言葉もあっさりと撥ねつけ、やがて皆は『腫れ物』に触るかの様、彼の扱いには頭を悩ませていました。
しかし、彼には大きな『弱点』がありました。それは、恋愛に関しては全く『奥手』だったのです。

 

 

 

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シリーズ第二弾と第三弾であるVol.2、Vol.3は、Vol.1で作り上げた『作家脳』を更に『鍛え』、その作家脳を『持続させる』為の方法です。
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シリーズ第二弾

シリーズ第三弾

 
 

抽出されたネタ


【純情】【傲慢】【弱点】

 

人の長所と短所は、それが表れる場面や程度によって、どちらにもなり得るものだと思います。一般的にはあまり顕著に出てしまうと『短所』と」して取られやすい気がします。
前述の新人クンの場合、それらがもっと『控えめ』であったとしたら、もう少し周囲の人達から可愛がられたに違いありません。女性に対して『奥手』な部分など、先輩達からすればアドバイス出来る格好のネタだったのに。
今回の作品は少し違ったパターンのオチですが、同様のエピソードがベースになっている場合、『オチ』でのギャップの大きい作品も面白いでしょう。
それまでの過程で周囲は新人をギャフンと言わせたいところなのですが、そこはグッと我慢して、むしろ更に新人が調子に乗ってしまう様なエピソードを事前に盛り込み、その後グッと『落とす』のです。そうする事で『落差』が大きくなり、最後のオチが効果的に作用する作品も書く事が可能です。

 

創作の開始地点

 

入所したての新人研究員は高学歴でプライドが高く、若い割には知識も豊富で、それを鼻にかけた様な態度は周囲の反感を買っていた。先輩達や所長は彼に対して常に過剰な気遣いをしながらの日々で、誰しも扱いには困り果てていた。
周囲の人々は経験が浅いのだから、もっと謙虚になる様に自覚させたい気持ちだったが、あるその新人研究員が『新生物』を発見し、尚のこと調子づく事態となってしまう。
さて、この研究員は、上手く周囲に溶け込めるのか?

 

 

ショートショートの書き方』を、作家の視点で詳しく『超解説』‼

 

 

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