ショートショート作家 R・ヒラサワの〜Novelist's brain〜

小説の書き方ブログ。ショートショート作家 R・ヒラサワが自身の作品を用いて詳しく解説。新作随時公開中!

(小説家のリアルとバーチャル)創作の動機/バーチャルパートナー



創作の動機/バーチャルパートナー

 

ショートショートの創作プロセスを、その『動機』に絞って公開するものです。深くそれを知ることで、ご自身の創作時のヒントにして頂きたいと思います。
今回の作品は『バーチャルパートナー』です。

ショートショート『バーチャルパートナー』の全文はこちら↓↓↓

rhirasawanb.hatenablog.com

 

【CONTENTS】

 


過去の出来事


『結婚相談所』。最近では実際にそうした場所に出向くのではなく、インターネット上で男女が出会える場所があったりします。

個人的には『男女の出会い』ではなく、『仕事』や『趣味』と言った方面でも、会うのは直接であっても、知り合うきっかけになるのが『ネット環境』である事が多くなったなという実感はあります。
 最近では『マッチングアプリ』を利用する人も多い様ですが、今回は『出会い』ではなく、既に交際中のカップルに対する、何かしらのサービスがあれば面白いなと思った事が、創作のきっかけになった訳です。

 

抽出されたネタ


カップル】【相性】【結婚】

 

単純にタイトルから、結婚を考えている交際中のカップルについての物語としました。パートナー同士の相性について、私は若い頃に『結婚前には同棲しておいた方がいい』と会社の先輩から言われた事があって、いくら交際期間が長いカップルであっても、普段は別々に暮らしていて必要な時にだけ会っていると、どうしても『見えない部分』が存在するとの事なのです。これは既に結婚生活を経験している方なら、少なからず実感のある事だと思いますが、確かに一緒に住んでみると、その辺りの『兆し』は見えてくる様に思います。その『兆し』が当人にとって、我慢が出来ないほど相性の悪いものであると、『婚姻関係の維持』にも支障が出かねません。出来れば、それは事前に解消しておきたいですよね?

 

創作の開始地点

 

交際中の女性と結婚を考える主人公の若い男性。真剣な交際で彼女の事を好きであるのは間違いないが、実際の『結婚』となると、まだ『迷い』が生じてしまう。何とか自分を納得させる『決め手』を見つけて、彼女にプロポーズしたいと考え、この事について友人に相談したところ、『バーチャルパートナー』という新サービスを紹介されるが……。

 

 

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(予言する男の謎)創作の動機/予言する男

創作の動機/予言する男

 

ショートショートの創作プロセスを、その『動機』に絞って公開するものです。深くそれを知ることで、ご自身の創作時のヒントにして頂きたいと思います。
今回の作品は『予言する男』です。

ショートショート『予言する男』の全文はこちら↓↓↓

rhirasawanb.hatenablog.com

 

【CONTENTS】

 


過去の出来事


私が子供の頃には、ゴールデンタイムに時々『スペシャル』的なテレビの番組があって、その中には『予言』に関するものもありました。これは世界で起こっている難事件を解決に導いた『霊能者』の人だったり、大きな災害を『言い当てた人』など、複数の人が登場するもので、時には一人の人物に番組の大半の時間を費やすこともありました。
そんな中で、私が常に感じていたのは『事後報告』であると言う事です。これは番組の構成上、仕方のない事かもしれません。要するに、その人が『予言』した段階から『的中』までを番組の枠内で放送しようと思うと、生放送が九十分あった場合、いまから起こる事を言い当てる訳ですから、最長でも一時間ちょっと先の『未来』を予言する事になって、かえって『怪しい雰囲気』が漂う事になりそうです。

 

抽出されたネタ


【予言】【事後報告】【疑惑】

 

前述の話ですが、結局のところ『予言』などに関しては、実際に周囲の人になかなか『認知』されにくい背景があって、この様な環境は比較的ショートショートの『ネタ』になり易い要素を持っています。日常の生活の中から『ネタ』を収集する時のコツの一つとして、一つの事柄に対して何らかの『矛盾』や『問題』を抱えている様な事態は、とてもネタに展開しやすいと言えます。
これらの『展開』としては、その問題に関して『解決』やその問題の『悪化』の方向性で考えを進めるのが大きな『ポイント』なのです。

 

創作の開始地点

 

子供の頃から『予知能力』があった主人公の男は、その能力について周囲に話すものの、誰にも信じてもらえないどころか、『嘘つき』であるかの疑いまで持たれていた。何故なら、男の予言は常に『事後報告』だったからだ。
ある日、男はとても重大な『予知』を得る。この時に限っては、普段より早めに周囲にその事実を伝える事が出来た。
果たして男の『予知能力』は、周囲に認知されるのか……。

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(食事習慣から見る創作プロセス)創作の動機/『食』に関する習慣と

創作の動機/『食』に関する習慣と

 

ショートショートの創作プロセスを、その『動機』に絞って公開するものです。深くそれを知ることで、ご自身の創作時のヒントにして頂きたいと思います。
今回の作品は「『食』に関する習慣と」です。

ショートショート「『食』に関する習慣と」の全文はこちら↓↓↓

rhirasawanb.hatenablog.com

 

【CONTENTS】

 

過去の出来事


『習慣』は人が日常生活を送る上で様々な部分に表れてくるものです。朝起きる時点から始まり、顔を洗ったり歯を磨いたり、今回の様に『食事』の習慣であったりと。
 中でも『食事』は本人だけでなく、その『家庭環境』に大きく特徴が現れるものではないかと思うのですが、知人の家で食事をご馳走になったりした時に、特に感じるのが『違和感』です。どんなに美味しいものを頂いても、どこか落ち着かないのですね。テーブルからお皿やフォークにお箸。いつもと違うから馴染めないし、正直『味』を楽しんでいる余裕などありません。
 また、この問題は普段生活をある程度共にしている『恋人同士』や、もっと近い関係である『夫婦』の間でも発生するのです。『夫婦』も結局のところ、元々は『他人』であった二人が何処かの時期から生活を共にする訳ですから、別々に暮らしていた時期の『習慣』は、勿論違うものであった筈です。それらが深く自分の中にあると、それはなかなか変える事が難しくなるでしょうし、夫婦間でも『合わせる』か『別々のまま』なのかは、その夫婦によりけりでしょう。
 前述の問題で、例えば習慣として先に食べるのが基本的には『好きなものから』か『嫌いなものから』と言った問題です。これに関しては、『どちらでもない』という方もいるでしょうが、私の家庭では『嫌いなものから』が習慣になっていました。
 これは単に私の母親の『好き嫌い対策』で、子供の頃ならお腹が空いていれば、少々嫌いなものでも食べてしまうのを利用して、まんまと私は何でも食べれる子供に成長したのですが、妻の家庭はそうではなかった様で、比較的好きな物から食べる様です。

 

抽出されたネタ


【食習慣】【好き嫌い】【食べ残し】


今回のネタに関しては、ある程度の構想が既に頭の中にあったので、キーワードもその内容に寄った感じになっています。今回の様な流れであっても、私は基本的に一旦ワードを出してから執筆にかかる様にしています。これはある程度話に流れがあったとしても、これらのワードを見ている内に、新しいアイデアが生まれる事があるからです。広く『創作』に関わる人は、常に周囲の情報に敏感に反応できる様、常にアンテナを張り巡らせておく『習慣』を持たれている方が有利ではないかと、個人的には思うのです。

 

創作の開始地点


『夫婦間』での普段から感じる『食習慣』の違い。その根本は、何年間夫婦を続けていても、埋まらない距離があるものだ。

主人公の妻は、時々『食べ残し』をする。夫の立場からすると、これは子供の頃からの習慣の問題で、『嫌いなもの』から食べる様にしていれば、こんな事はない筈だと考えている。

しかし、この『習慣』は、『食生活』意外にも様々な部分に影響を及ぼしていた様だったが、それに主人公は気付かなかった……。

 

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(突拍子もないアイデアの誕生)コラム/周辺の困った人物の創作への活用方法

周辺の困った人物の創作への活用方法

 

兼業作家である私は、一般企業での仕事もある訳ですが、周辺人物が全て自分に協力的な訳ではなく、中には『妨害』や『企て』などもあって、時に『サスペンス劇場』なみの推理が必要になる場合もあって、かろうじて『命だけは狙われていない』程度の安心感しかありません。
でも、この様な環境は『創作現場』において『突拍子もないアイデア』を生み出すには『有効』かもしれませんね。

 

【CONTENTS】

 

持ち物を隠す


仕事中に会社を抜けて、営業等で外出中に自分のも持ち物が隠されている場合です。
そもそも『善人』である貴方は、きっとこの様な事をしようと思っても、その方法を思い付かないでしょう。しかし、周辺人物はそれをやってのけるのです。
さて、ここで『推理』です。貴方が外出中に、その人物はどうやって貴方の持ち物を隠し、それは何処にあるのか?
また、単独犯であればその他の周辺人物に犯行の様子を見られてはなりません。その場合、それが可能な時間帯はあったのか? これは犯行時刻の割り出しに有効な材料になりそうですね。それがある程度絞れれば、その『方法』や『隠し場所』なども、その『候補』が浮かんで来そうですね。

 

商品の『混入』や『持ち出し』


客先は納品するための商品に、本来入ってはいけない物を『混入』させる、或いは納品用に用意していた商品を『抜き出す』等です。例えば、この商品の準備作業をしていたのが全て貴方だった場合、これらの問題は貴方の『ミス』にカウントされてしまいますよね。これが『ライバル社員』であった場合、その人物にはある意味で『メリット』があるのです。これが犯罪現場における『犯行の動機』ですね。

 

事実無根の誤った情報を周囲に広める


ライバルは『事実とは異なる嘘の情報』を周囲に広め、貴方の評判を貶めようとします。本来それは『嘘』なのですが、事実の『一部だけ』や『誤解を招く表現』によって、『情報を操作』します。
善人である貴方には、こんなテクニックはありません。一体どうやって周囲の人達を信じ込ませるのか、とても興味深いですね。


まとめ


日常生活において、一人でも自分の周辺に人がいた場合、違った考え方を持っているのが普通です。例えばそれが『職場』であった場合、本来は『協力関係』にあるべきなのですが、実際にはそうならない事も結構あるものです。
今回の例の様に、極端な『妨害行為』を受けた人もいる事でしょうし、もっと酷い環境が存在するのも事実です。
そして、そうした環境に対して困惑したりストレスを感じるだけでなく、私の様に『創作』をしている方であれば、是非とも『ネタ』に活用して頂きたいと思っています。
ストレスも『考え方』や『活用方法』によっては、時に『嫌な事』から『面白いネタ』に変化させる事も可能です。普段から色んな方面に『興味』を持って、様々な『視点』から物事を見る目を養っておけば、創作現場でのバリエーションは、もっと増やす事が出来るでしょう。

 

 

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(#驚きの擬似体験!感覚がリアルに!『夢』がテーマの作品例)新作ショートショート(29)/Real Dream

新作ショートショート/テーマ(夢)

 

Real Dream

 

 

「夢を見た時に、実際にその事を体験した様な感覚になる事はありませんか?」
 フジモトはたまたま目にしたチラシでこの場所を知った。雑居ビルの五階にあるこの会社は、あるサービスを提供している。
「ああ、それはあるね……。何か物に触れたりすると、本当に触った感じになったり……」
 決して広くないフロアは、客同士が全く顔を合わせなくて済む様、しっかりと区切られ、完璧な防音対策で隣部屋への音漏れも無かった。フジモトが入った個室の中では、男性スタッフと二人きりだ。
「そうでしょう! この装置は、それを擬似的に作る事が出来るんですよ」
「へえ、そんな事できるんだ!」
 個室に響き渡るほどの大声で会話する二人。しかし、周囲の客には全く聞こえていない。
「例えば自然に夢を見た時にでも同じ様な感覚にはなりますが、普通に人は、自分が望んだ夢を見る事が出来る訳ではありませんよね? しかし、この装置なら可能です。どうです? 実際に体験してみませんか?」
「ああ、是非やってみたいものだね」
「ではどうぞ、こちらにお掛け下さい」
 フジモトはスタッフに言われた通り、高級なマッサージチェアの様なイスに、深々と腰掛けた。
「ちなみに料金は?」
「一回千円です」
「たった千円? そんなに安いんだ!」
「ええ。我々のサービスは『夢を売る事』です。少しでも多くのお客様にそれを提供出来る様、日々、企業努力を重ねた結果でございます」
「ほお、それは素晴らしい」
「では早速、始めてみましょう」
「じゃあ、お願いするよ」
 出不精のフジモトは、旅行など全く無縁だった。しかし、実際に自分の目で見たい物があった。それは『サグラダ・ファミリア』だ。
「とりあえず、バルセロナに……」
 フジモトは見たい夢の詳細をスタッフの男性に告げた。イスの横に設置された機械のスイッチ類を幾つか操作すると、鈍い動作音と共にイスが小さく振動し、やがてフジモトは眠りについた。
 次の瞬間、これまで写真でしか見たことがない、あの『世界遺産』が目の前にそびえ立っていた。
「おお、これは!」
 スペインのバルセロナにある『サグラダ・ファミリア』は、世界的建築家である『ガウディ』の最高傑作だ。写真の中でさえ、強烈な存在感をアピールするあの建物たちが、フジモトを飲み込みそうな勢いで迫って来る。
 全てが『現実世界の出来事』としか思えない。たまらなくなったフジモトは、その中へと入る。
「な、なんてこった……」
 フジモトは声が出なかった。曲線に次ぐ曲線が織りなす造形が、この世の物とは思えない美しさを放ち、ステンドグラスを透過した光は『神の色』をしていた。
 記憶にある『あの建物』の、外観であれば、現物がリアルで迫力があるのは当然だ。しかし、中の光景となると、まるで『別世界』だが、まさに今それを『体感』出来ているのだ。
 本来これは現地でなければ不可能な事だ。しかし、このサービスは、それをリアルに再現している。
「す、素晴らしい……」
 フジモトはこのサービスをすっかり気に入ってしまった。
「つ、つぎは『パイロット』になりたい! 子供の頃からの夢だったんだ!」
「かしこましました」
 フジモトの口調は無邪気な子供の様で、興奮を抑えられないのは明らかだ。
「つ、次は!」
 このサービスについてまだ半信半疑だった時には、騙されたと思って一つだけ頼むつもりだったが、実際に良さを知ってしまった途端、次から次へとリクエストを繰り返し、簡単にそれを止める事が出来なくなっていた。
 ここに来てから、一体どれ程の時間が経過しただろう。フジモトの体感では、おおよそ一時間。中には長い夢もあったから、大体そんなものだろう。あまりの楽しさに、気付けば何度もリクエストしてしまった。しかし、得られた満足感はとても価値のあるものだ。
 フジモトは満面の笑みを浮かべながら、椅子から立ち上がり、ゆっくりと会計に向かった。
「いくらかな?」
「合計で、一万円でございます」
「ああ、そんなにリクエストしちゃったんだね……。でもいい体験が出来たよ。どうもありがとう」
 フジモトは清々しい顔で雑居ビルを後にした。
 フロアに残ったスタッフは、次の客を迎える準備を始める。
 先ほどフジモトに要した時間は、僅か五分。十回分のサービスを受けた記憶を、まとめて脳内にインプットするのに、これは平均的な時間である。
 短時間で多くの収益を得ているこのサービスは、『全国制覇の夢』を『リアルに実現』しようとしている。

 

 

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超解説!ショートショート作家の新刊(8冊目)。ショートショートの書き方徹底解説!!

新刊を出版しました!!

 

2023.07.08 ショートショート作家が『徹底的』に詳しく『超解説』しました‼ ショートショートの『書き方』徹底解説

 

 

ブログ更新までの期間が以前よりも長く空いていたのは、主に本書の出版に遅れが出ていた事が原因でした。
本来の予定では3月で、遅くとも4月中にはと思っていましたが、原稿量が予定より増えた事もあって、結果3、4ヵ月の遅れとなったのです。
しかし、今回はこれまで以上に詳しい解説書にしようと考えていましたので、その辺りは読者の方に分かりやくす書けたのではないかと思っています。
今回は手法等について『中級者向け』として書いていますが、『初心者』の方でも理解頂けると思います。
ショートショートにある『手法』については、全てのジャンルの小説に活かせる内容だと、個人的には思っています。更に作品の全体像を把握する意味からすれば、より理解しやすいと思いますので、広く『創作活動』をされている方には、是非お読み頂きたいと思います。

今回の書籍で、Kindle本としては8冊目です。広く『書き方の本』をお求めの方の為にこれまでの書籍について書かせて頂いています。(だだの宣伝ですが……)

 

『作家脳1〜3』
当ブログを書籍化したもので、基本的にショートショート作品と解説、その他コラムでご紹介した手法について解説しています。(サンプルでショートショート作品の掲載があります)
ベースとなっているのは『ショートショート』ですが、手法は広く色んなジャンルの小説に役立つ内容です。

 

 

『押さえるツボと見直すクセ』
作家脳1〜3と同様にブログベースの解説書ですが、こちらはサンプル作品の掲載が無く、一部抜粋のみで解説しています。

 

 

『美人妻の憂鬱』
ショートショート作品集で、手法等の解説はありません。作家脳1〜3に未掲載の作品ばかりを『二十作品』収録しています。

 

 

『ifもしも創作Navi』
様々なシチュエーションで作品をアレンジ出来るように編集した『アイデア集』です。私自身も『アイデアベース』で中断してしまった作品を多く抱えており、本書の内容に準じたアレンジ法で、再び作品として完成させた例は多く存在します。
作品全体の創作だけでなく、途中で書けなくなった作品の一部のアレンジにお使いいただいても良いでしょう。

 

 

『サンタが来ない日』
ショートショート作品集の特別編集版です。
指南書である『作家脳1〜3』に掲載しているショートショートに加え、新作4編を加えた全35編の作品集です。『指南書は必要ないが、ショートショートは読みたい』と言う読者の方に向け、特別に編集しました。

 

どの書籍に関しても、これから作家を目指す方や、既にデビューしているけど上手くいっていない方など、少しでもここからヒントを得て、私の様に長期スランプで悩むことなく創作を続けて頂きたいと言う事が、私の一番の願いであり、その為に自身の創作工房に関しては、全てオープンにして書いています。

今後も一人でも多くの方にお役立ていただける本を目指して、執筆を続けたいと思っています。

 

 

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(驚きの発想!同じ日をモチーフにした創作の舞台裏 #驚き)創作の動機/同じ日)

創作の動機/同じ日

 

ショートショートの創作プロセスを、その『動機』に絞って公開するものです。深くそれを知ることで、ご自身の創作時のヒントにして頂きたいと思います。
今回の作品は『同じ日』です。

ショートショート『同じ日』の全文はこちら↓↓↓

rhirasawanb.hatenablog.com

 

【CONTENTS】

 

過去の出来事

 

一般的に、例えば『サラリーマン』の人達は、会社である程度『ルーティン作業』をされているのではないかと思います。私も過去に複数の企業に勤めましたが、やはりある程度『職種』が変わっても、『ルーティン』は何処にでもあって、これが私にとっては『安定』でありました。
私は個人的に『あまり変化を好まない』部分があって、転職の際にはその辺りは最初にチェックしているのですが、これが実際に勤めてみると意外と仕事内容に変化が多い企業もあって、この辺りは結構な『ストレス』になっていました。
実はこの『ストレス』、個人的には深刻部分もあって、何処かしら『体の痛み』として現れる事が頻繁にあって、ドクター曰く『自律神経が乱れている』のだそうです。
今回の物語の『同じ日』を願う思いは、そのまま『作者の思い』であったりするのです。

 

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抽出されたネタ

 

【ルーティン】【同じ日】【変化】

 

小説の『テーマ』的には『ルーティン』と言う事になるのですが、実際問題としてこうした『テーマ』があって、そこから『物語』へと発展させてゆく。その過程の中には何かしらの『エッセンス』が必要で、これこそが小説の『キー』となるのです。
今回で言うと『ルーティンを軸』にして、それを『どこに向けてどう振る』のか? これは大きく方向で分けると、『同一』か『対象』と言う結果になります。
『ルーティン』は結局のところ『繰り返し』なのですよね。作中で何かを『繰り返す』か『否』か? 今回は前者である『繰り返す』の方のパターンで、この様に『同一方向』の場合は、その内容を『パワーアップ』するのが基本の一つです。この物語では『過度な繰り返し』が出てくる『展開』となり、それが最終的に『オチとなる結果』を導いてしまうと言った流れですね。

 

創作の開始地点

 

『変化』を嫌う主人公。かつて子供時代には、そのストレスが原因で、『体の痛み』を抱えていた経験がある。しかし、その痛みは同級生の女子への想いで何故か解消されるが、女子の『転校』によって、再び『痛み』が再発する。
その後はストレスによる『体の痛み』と戦う毎日。そんな日々から解放されたいと、男は天に向かって願いを叫ぶが……。

創作が上手く進まない……。そんな時、『もしも……』と、あてはめるだけ!

先ずは『試し読み』をどうぞ↓↓↓

 

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